「おでんに肉を入れたいけど、どんな肉が合うのか迷ってしまう…」あるいは「いつも同じ肉ばかりでマンネリ化している…」そんな風に思っていませんか。
実はおでんに合う肉は意外とたくさんあり、それぞれ異なる旨味や食感を楽めます。
このブログ記事では、おでんに使える様々な肉の種類と、それぞれの肉を使った絶品アレンジレシピを詳しく紹介しています。
この記事では、おでんに新しい味を求めている方に向けて、
– おでんに合う様々な肉の種類
– 肉の種類ごとの下ごしらえの方法
– 絶品アレンジレシピ
上記について、筆者の料理経験を交えながら解説しています。
いつものおでんに飽きてしまった方、肉を使った新しいおでんレシピに挑戦したい方もいるでしょう。この記事を読めば、きっとおでんのレパートリーが格段に広がります。ぜひ参考にしてください。
おでんの具に肉を使った基本レシピ
おでんの定番具材といえば大根や卵ですが、肉を加えることでおでんの味わいはより一層深まります。肉の種類によって異なる旨みや食感が楽しめるので、ぜひお気に入りの肉を見つけてアレンジしてみてください。おでんに肉を加えることで、ボリュームもアップしますし、満足感も得られます。
肉をおでんに入れる際には、下茹でをすることで余分な脂やアクを取り除き、おでんの汁を濁らせるのを防ぐことが重要です。下茹でする際は、沸騰した湯に肉を入れ、再沸騰したらすぐに取り出すことで、肉の旨みを逃がさずに下処理ができます。牛肉や豚肉の場合は、臭み消しに生姜やネギを一緒に茹でるのもおすすめです。
例えば、鶏肉を使う場合は、もも肉や手羽元がおすすめです。もも肉は柔らかくジューシーな仕上がりになり、手羽元は骨から出るだし汁がおでん全体の味を豊かにしてくれます。牛肉であれば、牛すじ肉は定番ですが、スライス肉を巻いて団子状にしたものも人気があります。豚肉は、バラ肉やロース肉を厚切りにして加えることで、食べ応えのある一品になります。以下で詳しく解説していきます。
牛すじを使ったおでんの魅力
牛すじは、おでんに欠かせない人気の具材ですよね。長時間煮込むことで、とろけるような食感と、じゅわっと溢れ出す旨味がたまりません。下茹でしてアク抜きをすることで、臭みも抑えられ、より美味しく仕上がります。牛すじから出るコラーゲンは、おでんのつゆにコクと深みを与え、他の具材にも旨味が染み渡る効果があります。大根やこんにゃくなど、味が染み込みにくい具材と組み合わせることで、相乗効果でより一層美味しくなります。牛すじを選ぶ際には、国産のものや、脂身と赤身のバランスが良いものを選ぶと良いでしょう。スーパーでは、すでに下処理済みの牛すじも販売されているので、手軽に調理できます。圧力鍋を使うと調理時間を短縮できるので、忙しい方にもおすすめです。ぜひ、牛すじを使ったおでんを、ご家庭でも楽しんでみてください。
豚バラ肉の旨味を引き出す方法
豚バラブロックは、おでんにコクと旨味を加えるのに最適な食材です。脂身の甘さと赤身のバランスが良く、長時間煮込むことでとろけるような食感になります。旨味を最大限に引き出すためには、下茹でが重要です。沸騰したお湯に豚バラブロックを入れ、5分ほど茹でることで余分な脂とアクを取り除きましょう。この下茹でする工程を経ることで、おでんのだしが濁らず、すっきりとした味わいに仕上がります。また、豚バラブロックを大きめにカットすることで、食べ応えのあるおでんになります。下茹でした豚バラブロックを、大根やこんにゃくなど他の具材と一緒にじっくり煮込み、味が染み込んだら完成です。お好みで、柚子胡椒や七味唐辛子などの薬味を加えても美味しくいただけます。
鶏肉を使ったヘルシーおでん
鶏肉は、おでんにヘルシーな風味を加えるのに最適な食材です。高たんぱく質で低脂肪な鶏むね肉を使うと、カロリーを気にせずにおでんを楽しめます。一口大に切った鶏むね肉を、少量の塩、胡椒、酒で下味をつけ、沸騰したおだしで5分ほど煮込みます。鶏肉の旨味がだしに溶け出し、あっさりとした味わいが生まれます。さらにヘルシーさを追求するなら、皮を取り除くのがおすすめです。 軟骨入りの鶏ひき肉を使うのも良いでしょう。コリコリとした食感がアクセントになり、食べ応えもアップします。鶏ひき肉は、つみれにして加えるのも人気です。生姜やネギを混ぜ込むことで、風味も豊かになります。鶏肉を使うことで、あっさりしながらも満足感のある、ヘルシーなおでんを作ることができます。
肉を使ったおでんのアレンジレシピ
おでんといえば、大根や卵など定番の具材を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、実はお肉を使ったアレンジレシピも豊富に存在し、おでんをさらに楽しむことができるのです。いつものおでんに飽きてしまった方や、もっとボリュームのあるおでんを楽しみたい方は、ぜひ肉を使ったアレンジレシピに挑戦してみてください。
肉を加えることで、おでんの出汁にコクと旨味が加わり、さらに食べ応えもアップします。牛肉、豚肉、鶏肉など、お好みの種類のお肉を使えるのも魅力です。下味をつけたお肉をそのまま加えるのはもちろん、つみれや肉巻きなど、様々なアレンジが可能です。お肉の旨味が染み出した出汁は、他の具材にも風味をプラスし、より一層美味しくなります。
例えば、鶏ひき肉と豆腐を混ぜて作る鶏つくねは、おでんの定番と言えるでしょう。鶏肉の旨味と豆腐のふわふわ食感が絶妙にマッチし、子供から大人まで楽しめます。また、豚バラ肉で大根や餅を巻いた肉巻きもおすすめです。豚バラ肉の脂が大根にしみ込み、ジューシーな味わいが楽しめます。具体的には、牛肉の塊をじっくり煮込んだ牛すじも人気です。とろけるような食感と濃厚な味わいは、おでんに贅沢なアクセントを加えてくれます。以下で詳しく解説していきます。
スパイシーなおでんの具:カレー風味
牛すじや豚バラ肉など、おでんに肉を使うと、コクと旨味が加わり、さらに美味しくなります。定番の牛すじは、じっくり煮込むことでとろけるような食感と濃厚な味わいが楽しめます。下茹でしてアク抜きをするのがポイントです。豚バラ肉は、脂の甘みと肉の旨味が絶妙なバランスで、おでんにコクをプラスしてくれます。一口大に切ってから軽く炒めると、余分な脂が落ち、味が染み込みやすくなります。鶏肉を使う場合は、もも肉や手羽元がおすすめです。鶏肉はあっさりとしていますが、出汁に鶏の旨味が溶け出し、滋味深い味わいになります。
変わり種として、カレー粉を加えてスパイシーにアレンジしたおでんもおすすめです。カレー粉は、おでんの定番である大根やこんにゃくにもよく合い、食欲をそそる一品になります。和風だしにカレー粉を小さじ1杯程度加えるだけで、いつものおでんが全く違う風味に変わります。お好みで、クミンやターメリックなどのスパイスを加えてもいいですね。肉の旨味とスパイスの香りが絶妙に調和し、ご飯が進むこと間違いなしです。
トマトベースで楽しむ洋風おでん
牛肉の旨味が溶け出したコク深い味わいは、定番のおでん種である大根やこんにゃくとの相性も抜群です。トマト缶とブイヨンで煮込んだスープに、牛肉と玉ねぎ、セロリなどの香味野菜を加えてじっくり煮込みます。仕上げにバジルやオレガノなどのハーブを添えれば、風味豊かな洋風おでんが完成します。トマトの酸味と牛肉の旨味が絶妙に調和した、いつもと違うおでんを楽しみたい方におすすめです。さらに、じゃがいもやパプリカなどの野菜を加えることで、彩りも豊かになり、栄養バランスも整います。肉の種類は、煮込み料理に適した牛すじ肉や、赤身のしっかりしたもも肉がおすすめです。圧力鍋を使うと、短時間で柔らかく仕上げることができ、より手軽に調理できます。
韓国風おでんの具:コチュジャンでピリ辛
コチュジャンをベースにしたピリ辛おでんは、いつものおでんに刺激的な変化を加えたい時にぴったりです。韓国風の味付けは、特に若い世代に人気があります。牛すじ肉を使う場合は、コチュジャンと相性抜群の玉ねぎやニラを一緒に煮込むのがおすすめです。牛すじから出る旨味と野菜の甘みが、コチュジャンの辛さと絶妙に調和し、深い味わいを生み出します。豚バラ肉を使う場合は、薄切りにしてコチュジャンベースのタレで軽く炒めてから、おでんに加えるのが良いでしょう。こうすることで、豚バラ肉の旨味が逃げずに、おでん全体にコクを与えます。鶏肉の場合は、もも肉を使うのがおすすめです。一口大に切ってから、コチュジャン、醤油、ニンニク、生姜などを合わせたタレで下味をつけ、おでんに加えましょう。鶏肉のあっさりとした味わいとコチュジャンのピリ辛さが絶妙にマッチし、食欲をそそります。仕上げに、刻みネギやゴマを散らすと、風味と彩りがさらにアップします。
おでんの具に合う肉の選び方と保存方法
おでんに肉を入れることで、コクと旨味が加わり、さらに満足感のある一品に仕上がります。肉の種類によって異なる風味や食感が楽しめるので、おでんのレパートリーも広がりますね。この章では、おでんにぴったりの肉の選び方と、その保存方法について詳しく解説します。
おでんに合う肉を選ぶ際には、肉の持つ風味や食感、そしておでん出汁との相性を考慮することが大切です。牛すじは定番ですが、とろけるようなゼラチン質と濃厚な旨味が特徴で、おでん出汁によく合います。鶏もも肉は柔らかくジューシーで、あっさりとした出汁との相性も抜群です。豚バラ肉は脂の甘みとコクが加わり、おでんに深みを与えてくれます。
例えば、牛すじを選ぶ際は、国産の和牛すじがおすすめです。和牛すじは脂の質が良く、独特の香りが少なく、おでん出汁の風味を邪魔しません。また、鶏もも肉は骨付きのものを使うと、より一層出汁にコクが出ます。豚バラ肉は薄切りのものを使用すると、味が染み込みやすく、食べやすくなります。以下で、それぞれの肉の種類に合わせた選び方と保存方法を詳しく解説していきます。
新鮮な肉を選ぶポイント
牛肉、豚肉、鶏肉、それぞれの特徴を活かしておでんをより美味しく仕上げるには、新鮮な肉選びが重要です。まず、牛肉を選ぶ際は、色鮮やかで適度な霜降り具合のものを選びましょう。国産牛のA5ランクなどは、とろけるような食感と濃厚な旨味がおでんに最適です。豚肉は、バラ肉やロース肉がおすすめです。特にバラ肉は脂身と赤身のバランスがよく、おでんのだしにコクを与えてくれます。新鮮な豚肉は、ピンク色で弾力があり、ドリップが少ないものを選びましょう。鶏肉の場合は、もも肉やつくねが定番です。もも肉はジューシーで食べ応えがあり、つくねは様々な具材と混ぜ合わせることで、バリエーション豊かなおでんを楽しめます。新鮮な鶏肉は、皮がピンと張っていて、弾力があり、嫌な臭いがしないものを選びましょう。
おでんに最適な肉の下ごしらえ
おでんに最適な肉の下ごしらえは、具材の種類によって異なります。牛すじは、下茹でしてアクと余分な脂を取り除くことが重要です。圧力鍋を使うと、調理時間を短縮できます。約30分加圧すれば、とろとろの牛すじが出来上がります。豚バラ肉は、油抜きは不要です。大きめに切って、おでん出汁でじっくり煮込むことで、肉の旨味を閉じ込めます。鶏肉、特に鶏もも肉を使う場合は、皮を取り除き、一口大にカットした後、さっと湯通しすると、臭みを取りつつ、柔らかく仕上がります。いずれの肉も、下ごしらえを丁寧に行うことで、おでん出汁の濁りを抑え、より美味しく仕上がります。
余ったおでんの具と肉の保存方法
おでんに使う肉は、牛すじ、豚バラ肉、鶏肉など、様々な種類が楽しめます。それぞれの肉の特性を活かした保存方法を知っておくと、さらに美味しくおでんを味わうことができます。
牛すじは、下茹で後に冷凍保存がおすすめです。旨味成分が溶け出した煮汁ごと冷凍すると、次回調理時に味が染み込みやすくなります。約1ヶ月保存可能です。
豚バラ肉は、下味をつけて冷凍保存するのが良いでしょう。味噌や醤油などで下味をつけておけば、解凍後すぐに調理できます。こちらも約1ヶ月保存可能です。使う分だけ小分けにして冷凍すると便利です。
鶏肉の場合は、生のまま冷凍保存が可能です。おでんに使う際は、解凍後、さっと茹でてアクを取り除いてから煮込むと、臭みがなく美味しく仕上がります。保存期間は約2週間です。
余ったおでんの具材は、具材の種類ごとに分けて冷蔵保存しましょう。煮汁と一緒に保存容器に入れ、空気に触れないようにラップで覆うのがポイントです。約3日以内に食べきるようにしてください。それぞれの具材に適した保存方法で、美味しいおでんを長く楽しみましょう。
まとめ
おでんに肉を取り入れることで、旨味が増し、食べ応えのある一品にアレンジできます。鶏団子や豚バラ巻き、肉詰め野菜など、ちょっとした工夫でおでんの新しい魅力を発見できるでしょう。今回ご紹介したアレンジレシピを参考に、ぜひおうちで肉入りおでんを作ってみてください。家族や友人も喜ぶこと間違いなしの特別なおでんを囲んで、楽しいひとときをお過ごしください！
